船橋ばか面おどりとは?
What's BAKAMEN-ODORI?
明治20年代後半から、30年代初めにかけて漁師町(現湊町地域)では、疫病が発生したり海難や不漁が続きました。
このため、漁師たちは厄払いと海上の安全、豊漁を祈願して、明治33年、八剣神社の夏祭りに神輿を奉納し、夏祭りと共に歩んできました。
「ばか面おどり」は、葛西(東京都)や鷺沼(習志野市)等から招いた演者により、
漁師町の人々が習い覚えて今日に至ったもので、囃子は「ばかっぱやし」とよばれています。
この囃子は、江戸祭り囃子の系統に属する「岡崎」という曲であり、
本来は他の囃子の合間に「ばか面」「ひょっとこ」等のお面をつけて踊られるものですが、
「ばか面おどり」では、「岡崎」が独立して、お面に合わせたこっけいな所作が強調されて踊られ、
現在では、船橋市を代表する民族芸能のひとつになっています。